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『もう一度デジャ・ブ』 村山 由佳

1999年1月6日

 村山由佳さんの本は「天使の卵」「野生の風」「きみのためにできること」「かるがも通信」(?)などを読んでいます。少し前にNHKのBS2の「週刊ブックレビュー」に出演されていたので、なんとなく買ってしまいました。

 現代と江戸時代の出来事が交錯して進む物語。作者には珍しいSF要素の多いファンタジー的な作品。実質的には処女作ということでもあり、数少ないハッピーエンドの作品です。
 あと書きで知ったのですが、村山さんは小さい頃からイスラムが好きだったとか。σ(^^)もイスラム的なものには知らず知らず引かれて、エジプトだのトルコだのに行ってしまっています。そんなこともあり、引かれて読んでしまうのかも知れませんね。

 (集英社文庫、ISBN4-08-748515-3 本体362円+税)