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『羊たちの沈黙』 トマス・ハリス

2000年9月11日

 友達に「ハンニバル」がお勧めと聞いたのですが、続編ならその前に前作からと買ってきました。

 原題は「The Silence of the Lambs」。ラム?、子羊肉?。そりゃあ、鳴かないし静かだよなあ、なんて思ってしまいました(笑)。単に子羊の意味もあるんですね。正しくは「子羊たちの沈黙」なんでしょうけど、子羊では響きがよくないし、羊になったんでしょう。
 訳者のカタカナ語が私の感性とずれているみたいで、ちょっと読みにくかったのですが、なんとか慣れました。

 読み始めて1週間ほどと少し時間がかかってしまいましたが、ちょうど洪水騒ぎで電車の中で朝を迎えた日夜の間に読み終えてしまいました。時間だけはたっぷりあったので、読むペースも速い(苦笑)。


 映画と殆ど同じような気がしますが、映画を見たのはずいぶん前なので保証は出来ません。原作を先に読んで映画を見ても問題ない気がしますが、登場人物のイメージを作り上げてしまっていると実際の映画で違和感を感じるのかもしれません。映画の公開直前であれば映画の出演者をイメージして読むので、
すんなり同一化が出来る可能性もありますが、しょせん想像。
 映画の出来には、原作者も不満を感じない出来だと個人的には思います。

 (新潮社、文庫、ISBN4-10-216702-1 本体781円+税)