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『千里眼 ミドリの猿』 松岡 圭祐

2001年05月09日

 去年に読んだ『千里眼』の続編。
 前作後「千里眼」の異名をとるようになった岬美由紀は、運命を操るようなメフィスト・コンサルティングの罠に落ちていく。

 別シリーズの『催眠』に登場する嵯峨敏也が登場し、二つのシリーズの世界が上手く統合されているとか。でも、まだ催眠シリーズは読んでないので、解説を書かれている人の話。稲垣吾郎&瀬戸朝香のテレビドラマを見た感じでは確かに上手く溶け込んでいるみたいですね。

 解説を先にチラッと見ると、この本は「続く」という形で終わっているため、今日で読み終わると思った日、昼休みに丸善へ行ってまだ文庫で出ていないハードカバーの続編を買いました。さらにその続編までも。。。
 ということで、この本に対する気に入り度が判ってもらえるでしょうか?。
 文庫化は普通は2〜3年後なのにこの本は1年で文庫化されている。たぶん、続編が売り出されたとき、前作を読まないと話がわかりにくいので早い段階の文庫化が図られたのでしょう。
 『千里眼 ミドリの猿』
 (小学館、文庫、ISBN4-09-403253-3 本体552円+税)