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『炎都 (City Inferno)』 柴田 よしき

2001年10月13日

 京都の地質調査会社の女性技師木梨香流は、地下水位の調査中に異常な低下を不信に思う。同じ頃市内で井戸枯れの現象も。
 また、その頃京都御苑では変死体が発見される。ミイラのように干からびた死体だが、数時間前までは生きていたという。それらはやがて訪れる災厄の幕開けに過ぎなかった。

 先に2巻目の「禍都」を買ったものの、そちらは続編だと知りこの1巻目を購入してこちらから読み始めました。今まで興味が無かった作者ですが、読んでみると意外と面白い。ただ、このシリーズはデビュー作の系統とがらっと違っているらしいので、「作者はどうしたんだ?」という声があがったとか。
 『炎都(City Inferno)』発行2000年11月15日
 (徳間書店、文庫、ISBN4-19-891406-0 本体648円+税)