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『刑事ぶたぶた』 矢崎 存美

2002年01月16日

 立川英晃は刑事になっての初出勤。春日署での配属先は刑事課の捜査三係となる。そして、教育係として山崎主任と組むことに。しかし、主任の実態はピンクのぶたのぬいぐるみだった。
 
 今までいくつもの職業で登場した中にも刑事はあったが、いずれも短編。今回は本格的に長編で登場です。赤ちゃんの誘拐事件を縦糸にして、いくつものエピソードが横糸にかかわって話が進行していきます。
 読み終わると、ピンクのぶたのぬいぐるみが刑事であっても全然不思議に思えなくなります(ほんとか?)。但し、ぶたぶた氏の不得意分野は尾行だとか、確かに目立ちすぎる(笑)。
 『刑事ぶたぶた』発行2001年06月30日
 (徳間書店、デュアル文庫、ISBN4-19-905061-2 本体676円+税)