ものぐさ読書日誌(128) 読書暦「24.02.04」 | 直前へ 戻る |
『ポセイドン・ランナウェイ』 久保田 弥代 |
2002年02月04日 「アーバン・ヘラクレス」に続く、治安協力士・九条隼人ものの2冊目。 九条隼人は恋人の美花(メイホア)と完成したばかりの海底リゾートホテル「ポセイドン」にやってきた。超高級リゾートホテルのため、招待客は40名。 メインイベントの海底を移動するアトラクションを開始したところで、メインコントロールルームが閉鎖される異常事態が発生。さらに構造物の一部が予期せぬ動きで分離され、もはやコントロール不能。さらに構造上地上との通信も不可能。 この難局を九条はどうやって乗り切るのか? 前作は短編風に事件が次から次へと起こっていく形であったが、今回は完全な長編。前作のノンストップムービー風の息もつかせぬ作品とは違って、ちょっと物足りない気分ではあるものの、あまり贅沢は言えないか。 次も活躍を期待。 |
|
『ポセイドン・ランナウェイ』発行2000年11月30日 (朝日ソノラマ、文庫、ISBN4-257-76918-1 本体571円+税) |