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『有機戦士バイオム』 梶尾 真治

2002年05月09日

 ヘビイ星系、惑星メタル。機会生命体だけが存在し、サイ連邦とバー共和国の2つの陣営に分かれて戦闘を繰り返してきた。しかし、サイ連邦側が機械を無力化する粒子を惑星全域に撒いたため、地上での戦闘が不可能になり事態は膠着状態に陥っていた。しかし、ある時有機生命体の宇宙船がこの粒子のために墜落。乗組員の遺体をそれぞれの陣営が手に入れ培養して戦闘に活用。新たな戦いが始まったが・・・。

 表題作を含めて30数編のショートショート集。梶尾さんのユーモラスな作品群が収められています。どれも数ページの短い作品なので電車の中でも読みやすい。
 『有機戦士バイオム』 発行1989年10月15日
 (東京創元社、文庫、ISBN4-15-030305-3 本体350円+税)