前の本へ 2002年一覧へ戻る 次の本へ ものぐさ読書日誌(161) 読書暦「24.05.11」 呼び出し元へ戻る直前へ
戻る

『冒険の惑星III ガラスの箱を打ち砕け』 ジャック・ヴァンス

2002年05月11日

 アダム・リースはワンフ族の宇宙船を奪って地球に帰ることに失敗。次の策としてディルディルの都市に行って宇宙船を建造することを目指す。
 しかしそれには大金が必要。ワンフの宇宙船強奪計画でほとんどの資金を使ってしまったリースは、キスロヴァンへ行って貴重な鉱石で通貨代わりにもなっている「シークィン」を集めることを計画する。追跡者を逆に利用してキスロヴァンに辿り着いたが、鉱石採取地はディルディル族が支配していて、ほとんどが横取りされてしまう運命。リースは誰もが考えもしなかった手を使って「シークィン」を手に入れるが・・・。

 チャッシュ族、ワンフ族、そして今回はディルディル族と1巻ごとに惑星チャイに住み着いて支配している種族をテーマにしていることに遅ればせながら気づきました(苦笑)。
 『冒険の惑星III ガラスの箱を打ち砕け』
       初版1975年02月14日 発行1984年12月07日
 (東京創元社、文庫、ISBN4-488-64703-0 本体320円+税)