ものぐさ読書日誌(162) 読書暦「24.05.13」 | 直前へ 戻る |
『冒険の惑星IV プニュームの地下迷宮』 ジャック・ヴァンス |
2002年05月13日 宇宙船の建造も終盤。まもなく完成という時に、アダム・リースは本来の住まいである地下から追い出されたプニュームキンのグジンドラに拉致されてしまう。惑星チャイの原住民であるプニュームは侵略者の「チャッシュ」「ワンフ」「ディルディル」の動向に我関せずの姿勢で、地下で傍観者を決め込んでいた。そして、博物館の材料集め。リースも地球人としてサンプル扱いをされたらしい。 地球に帰ることを第一としてきたリースはなんとかして脱出を模索するが・・・。 冒険の惑星シリーズも最終巻。チャッシュ、ワンフ、ディルディルの侵略種族を各巻で登場させてきたが、最後は惑星チャイの土着のプニューム。 こんなに冒険を繰り返して生きていられるのはご愛嬌だけれど、内面をあまり書かずに行動だけで作られた小説も久しぶりで楽しめました。 |
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『冒険の惑星IV プニュームの地下迷宮』 初版1975年05月16日 発行1984年12月07日 (東京創元社、文庫、ISBN4-488-64704-9 本体320円+税) |