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『地図のない街』 風間 一輝

2002年05月24日

 現金支給のボーナスを持っての帰りチンピラにお金を取られた北岡は、なぜか警察にも届けないで命がけで取り返す。仕返しを恐れ単身赴任のまま妻子を捨てて行方をくらました後、流れ着いたのは東京の日雇い労働者の溜まり場山谷(やま)。
 アル中になって気ままに暮らすが、アル中仲間の初島が立て続けに起こった行き倒れを殺人とにらんで取材を始めたことをきっかけに断酒に挑むが・・・・。
 
 作者も全然知らない人。普通なら買うこともないはずだけど、カード払いの為にまとめ買いをしたときに買ったんだと思う(5〜6年前なので覚えていない)。SFを良く買う早川書房から出ていたのと、SFにでもありそうなタイトル。あと「断酒小説」とあったので興味を持ったんじゃないかなあ。まあ、そこそこ面白く読めたので無駄遣いではなかったので良かった。
 今年の1月から2ヶ月弱の間、一滴もアルコールを飲まなくても何ともなかったので、アル中ではないことが証明されました(苦笑)。
 『地図のない街』 発行1996年02月15日
 (早川書房、文庫、ISBN4-15-030540-4 本体544円+税)