ものぐさ読書日誌(175) 読書暦「24.05.29」 | 直前へ 戻る |
『攻撃衛星エル・ファラド[下]』 谷 甲州 |
2002年05月29日 月面での基地奪還作戦には成功したが、火星基地の襲撃計画は別途進められていた。ハスミ・コーポレーションで建設中の最新鋭惑星間宇宙船「イントレピッドIV」は、最終テスト航海中に襲撃を受け乗っ取られる。 月の警察本部では火星のフォボスが目的地だと判断し、先回の奪還作戦で働いた一部をフォボスに派遣することを計画。しかし、惑星間を航行できる宇宙船は限られ、一部は火星までの軌道上に、また一部はオーバーホール中。残された唯一の宇宙船は嘗て華々しい記録を打ち立てたものの老朽化して廃船を待つばかりの「イントレビットIII」。エンジン性能が劣るのをカバーするために、莫大な量の燃料を積んで動く燃料タンク状態で追撃に向かうが。 月面での話や火星での話は割とあってもフォボスでの話は少ない。非常に重力が小さい筈なので、表面上での行動は想像が出来ないほど非常に大変でしょう。 これから宇宙開発が進むとこんな感じになるのかなと実感されますね。 ここにもハスミ大佐の子供たちが出てきて活躍してくれます。 |
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『攻撃衛星エル・ファラド[下]』 発行1995年12月20日 (中央公論社、新書、ISBN4-12-500388-2 本体757円+税) |