前の本へ 2002年一覧へ戻る 次の本へ ものぐさ読書日誌(181) 読書暦「24.06.11」 呼び出し元へ戻る直前へ
戻る

『探偵はバーにいる』 東 直己

2002年06月11日

 札幌のススキノで便利屋をしている俺。行きつけのバーに顔を出すと、大学の後輩と名乗る男が人探しを頼んでくる。いやいや引き受けた仕事だが、いつの間にか殺人事件が絡んだ大きな話に。
 少年グループに絡まれたり、やくざに脅されたりしながらたどり着いた真相は・・・。

 7年近く前の作品で買ったのは買った時期は不明。数年前なのかなあ。作者も全然知らないので、数合わせのまとめ買いの物件。「探偵」「バー」のキーワードにつられて買ってみたんだと思う。
 客観的に見られれば良い本なのかもしれない。最初はカタカナの名前で登場して、漢字に変わるのは芸が細かいと思う。でも、暴力シーンや、やくざものはどうにも好きになれないところがある。
 もっと凄惨なシーンでも平気な場合もあるので、作者の書き方との相性が良くないんでしょう。
 『探偵はバーにいる』 発行1995年08月15日
 (早川書房、文庫、ISBN4-15-030521-8 本体602円+税)