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『魔性の町』 眉村 卓

2002年06月20日

 JRと私鉄が共同駅をもつ町、立身(たつみ)。旧来の商店街を持つJR側、裏側で何も無い状態から急速に発展していく私鉄側。そんな町に昔から魔性のものが棲むとの言い伝えがあった。
 この町に越してきたもの、昔から住んでいた人、立ち寄っただけの人、かれらが遭遇する奇妙な出来事の連作短編集。

 著者が関西生まれでずっと在住?ってこともあり、舞台の町は関西のどこかのイメージ。普通の小説がちょっと変わった話を読みたいと思う分にはいいんだろうけど。真性SFファンとしては物足りない。
 『魔性の町』 発行1995年01月15日
 (講談社、文庫、ISBN4-06-185867-X 本体524円+税)