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『宇宙海兵隊 ギガース2』 今野 敏

2002年06月21日

 木星圏の反乱者・ジュピタリアンを偵察をしていた地球連合軍の巡洋艦2隻が消息を絶つ。地球連合軍は今まで宇宙艦の艦載機には足の短いものしか載せていなかったが、慣例を破って宇宙空軍の所属機を載せて対抗策をとる。アメリカ系の海兵隊が母体の宇宙海軍に対してロシア系の宇宙空軍。海兵隊の美少女パイロット、リーナの最新鋭艦載機ギガースに対抗して、空軍も急遽新鋭機を一機だけ投入。それには空軍のエースパイロットのオージェが搭乗。
 やがて、木星圏の動きが明らかになる。再びジュピタリアンとの会戦で彼らが見たものは・・・。

 単なる戦闘ものではありきたりの物になってしまうので、木星圏のジュピタリアンの正体が今後も楽しませてくれるかどうかの分かれ目か。もちろん、ガンダム風の話が嫌いではないけれど、話に奥行きがある方が楽しめます。
 『宇宙海兵隊 ギガース2』 発行2002年06月05日
 (講談社、新書、ISBN4-06-182255-1 本体800円+税)