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『歩兵型戦闘車両 ダブルオー』 坂本 康宏

2002年07月12日

 恋人に振られさらにリストラされた会社員、運動はまったく駄目なのにゲームだけは強いフリーター、事故の責任を被ったばかりに再就職がままならない重機乗り、3人が環境庁の公務員としてスカウトされた。
 仕事は車両の運転。とはいっても、それぞれが装甲車であり、銃器も装備。さらに合体して巨大ロボットになるという代物。何故、自衛隊でなく環境庁の所有なのか?。訓練に明け暮れる毎日だったが、やがて彼らに出動命令が下る。

 3両の装甲車が合体してロボットになるというと、「伝説巨神イデオン」を思い出してしまいます。作者もそれをイメージしてるのか?。ただこれは現代のロボット、勝手に動いて合体もしないし、バリアーも張れないし、マイクロブラックホールを武器に使うことも出来ません。
 中にはちょっと?空想がかった武器も出てきますが(合体ロボットがそもそも空想の産物か)、ロボット対怪物の戦い。なかなか楽しめました。
 『歩兵型戦闘車両 ダブルオー』 坂本 康宏
   発行2002年06月30日
 (徳間書店、単行本、ISBN4-19-861528-4 本体1800円+税)