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『Dear My Ghost 幽霊は行方不明』 矢崎 存美

2002年07月30日

 占い師の咲子は霊感はさっぱりの占い師。短大を出た後、実家のすし屋を手伝いながら、念願の占い業を始める。初めての客はすし屋の常連の30代の女性。数日後、彼女が家出したとの連絡が入る。
 勘だけが頼りの咲子は、霊を見ることが出来る弟の真人と和服刑事の金山四六を引き連れて占いで何かあるとわかった場所を探しに行くが、そこで見たものは・・・・。

 「ぶたぶた」の作者の本。スニーカー文庫で子供向けかなあと思ったけれど、面白そうなので買ってみました。結果はやっぱり面白い。
 弟は子分も同然という態度の咲子には他人事ながら笑えます。実際に霊が見えるのは弟なのに全部自分の手柄にしてしまうところも。
 『Dear My Ghost 幽霊は行方不明』 矢崎 存美
    発行2001年11月01日
 (角川書店、スニーカー文庫、
         ISBN4-04-426401-5 本体495円+税)