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『シャドウ・ブルー −青の幻影−』 山田 風見子

2002年08月02日

 田舎の草競馬。決勝レース、一体となった混戦から一頭の馬が抜け出す。最終コーナーを立ち上がってゴールに飛び込もうとする寸前、轟音が響き騎手が落馬。ライフルで狙撃されたらしい。
 元ロックシンガーで田舎に引っ越してきた鮎子は、予選レースに出場したことから事件に巻き込まれる。事件はこれだけで収まらず、新たな犠牲者が出る。鮎子の運命は・・・。

 この作者の本は初めて。タイトルからファンタジー系かとおもっていたら、全然違って割合ハードな内容でした。作者が決めたんだからどうこう言う立場に無いけれど、こういうタイプの話が好きな人にアピールするタイトルの方が良かったかも。
 『シャドウ・ブルー −青の幻影−』 山田 風見子
    発行1996年11月15日
 (早川書房、文庫、ISBN4-15-030571-4 本体544円+税)