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『パリ〜ウィーン ドライブ紀行』 高斎 正

2002年08月26日

 1902年のパリ〜ウィーン間で開催されたレースの取材で、ルノー社から借りた車でパリを立ち、トロワ・ラングル・ベルフォールというフランスの地方都市を通過。さらに、スイスのバーゼルを経由し、オーストリアのザンクトアントン・インスブルック・ザルツブルグ・リンツを通ってウィーンまで。行きの行程でほとんどの取材を終えたので、帰りはスイスの友人宅を訪れたりしての寄り道道中。という車での旅紀行。

 高斎さんは、私にはSF関係者の印象が強いのですが、この本にはそのことは一言も触れていないので、一般にはレース関係の小説家という認識なんでしょうね。
 何度も車で旅をされているようで、奥さんがナビゲートしてくれるから、ドライブに関してはベテランかと思っていたら、ホテルまでたどり着くとか結構苦労もされているようです。
 98年に南仏へ行った時に一日だけレンタカーを借りてドライブをしましたが、地図を頭に軽く叩き込んだだけでほとんど一度も間違えることもなく目的地を幾つも制覇出来たのは凄いことだったのかと思い直したところです。ナビゲータもいないから、えいやーっで走ったんだけど。でも、慢心すると落とし穴にはまりそう。
 『パリ〜ウィーン ドライブ紀行』 高斎 正
    発行2002年06月10日
  (インターメディア出版、単行本、
      ISBN4-901350-18-8 本体1700円+税)