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『パリを抱きしめる』 松平 盟子

2002年09月05日

 与謝野晶子の足跡をたどる研究のため、1年間のパリ留学をした歌人のエッセイ。一年間のパリ生活をつづった話それぞれに短歌を添えて。
 与謝野晶子に関しての調査、パリ生活の話題に加えて、パリで生活する日本人の人たちの紹介も。

 フランス生活に慣れた人のエッセイも良いけれど、時には分かりきったこととして省略されることもしばしば。著者は初めてのアパルトマン暮らしのため、自分の視点に近いので馴染みやすい。
 『パリを抱きしめる』 松平 盟子
    発行2000年12月25日
  (東京四季出版、単行本、
      ISBN4-8129-0111-1 本体1600円+税)