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『恐竜ラウレンティスの幻視』 梶尾 真治

2002年9月25日

 知性を得た恐竜ラウレンティスの一瞬の幻影を描いた表題作のほかに、地球屋十七代目天翔けノア、発電の日、芦屋家の崩壊、時尼に関する覚え書、など8編の短編を集めた短編集。

 梶尾さんの小説では、解説に登場する「梨湖という虚像」「詩帆が去る夏」「美亜へ贈る真珠」といったリリカルな小説が今でも一番好きですね。「時尼に関する覚え書」はその傾向の作品。
 10年以上前の発行の本を今頃読んでいてはいかんなあ。。。
 『恐竜ラウレンティスの幻視』 梶尾 真治
    発行1991年08月31日
  (早川書房、文庫、ISBN4-15-030358-4 本体408円+税)