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『僧正の積木唄』 山田 正紀

2002年11月25日

 第二次世界大戦前のニューヨークで、ひとりのノーベル賞受賞者が爆発物らしきもので殺された。やがてその屋敷に出入りしていた日本人が容疑者として逮捕される。彼を犯人ではないと思う人々によって、サンフランシスコから日本人青年が呼ばれた。彼の名前は金田一耕助。彼は事件を解決できるのか?

 S・S・ヴァン・ダインの「僧正殺人事件」の続編の形をとる小説。金田一耕助は映画では少しは見ているものの、小説も読んでいないし、ヴァン・ダインも全然読んでいない作家。知っていれば、共感だったり反感だったりを感じるんだろうけれど、ほとんど知らないので普通の小説として読むしかない。
 悪くはないけれど、それほどミステリ好きではないので、ちょっと好みではないところ。
 『僧正の積木唄』 山田 正紀 発行2002年09月30日
  (文芸春秋、単行本、ISBN4-16-321160-8 本体1857円+税)