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『パリ住み方の記』 戸塚 真弓

2002年12月30日

 結婚を機に始めたパリでのアパルトマン探し。11区に高いけれど室内条件の良い賃貸のアパルトマンを見つける。しかし、オーナーの娘が結婚するまでの2年間が条件。2年が過ぎても娘がまだ結婚しないので延長しても良いとの話。しかし、申し出を受けてしまって高負担の日々が続いてしまう。
 その後、一旦郊外へ、そして再びパリ市内でのアパルトマン暮らしが続く。

 最初に雑誌に連載されたのが15年ほど前、さらに10年以上前の時点から話がスタートするので、現在の状況と違うのかもしれません。でも、今でも通用する話がいろいろありそうな気がします。
 10月に泊まったホテルも昔はアパルトマンとして使われていたのかも。中庭に面していて静かだったけれど、中庭と言ってもコンクリートだけ、ホテルとしてなら大丈夫だけど、毎日暮らすとなるとつらい環境かもしれませんね。
 『パリ住み方の記』 戸塚 真弓
      初版1994年01月15日 発行1999年12月24日
  (講談社、文庫、ISBN4-06-185580-8 本体533円+税)