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『冬になる前の雨』 矢崎 存美

2003年02月17日

 大学の一年後輩の恋人春美はよく気のつく世話焼きの女の子だった。しかし、就職をして自由な時間がなくなってくると、会う機会が減るとともに彼女の行動が怪しくなっていた。そして、・・・。
 書き下ろしの表題作のほかに15編の短編を集めた本。

 「ぶたぶた」シリーズしか読んでいなかったので、いつもの基本的にはほのぼのとした雰囲気とはうって変わった冷たさが印象的でした。
 『冬になる前の雨』 矢崎 存美
      発行2002年10月20日
  (光文社、文庫、ISBN4-334-73408-1 本体552円+税)