2000年3月 「ものぐさ ワインオフ 5」  

 3月11日の土曜日の午後6時から、京都市中京区蛸薬師通高倉東入ルの『オー・トロワ・M』でニフティの京都フォーラムのオフを行いました。参加者は男性6名、女性5名の11名。ほぼ貸切状態でした。
 今回はちょうどひとつのテーブルを全員で囲めた事もあって、今回新たに参加の方々もしっかり雰囲気に馴染んで会話に花が咲きました。

『帆立貝のテリーヌと鹿肉パテ』
 合わせたのは下のスパークリングワイン。

 写真を撮り忘れましたが、参加者のひとりが持ち込まれたバゲットがとても美味しかったので、それだけでも満足していました。
   
  「Spa:tburgunder Weiβherbstsekt Brut
1996 August Kesseler 」Rheingau

 フランスはブルゴーニュの赤ワインの品種であるピノ・ノワールのドイツ名シュペートブルグンダーを使ったスパークリングワイン。ロゼではなく淡い黄色でした。
 
 
『キノコのスープ』
 シイタケやえのきが入っていて熱々でした。
 ストロボは使っていませんが、油分が反射して少し見づらくなっています。
 キノコは好きなのでゆっくり味わいたかったのですが、皆さん速いペースなので小心者としては、かき込んでしまいました(苦笑)。白ワインの準備も待っていたし。
 スープは単独で味わってもらいました。
 
 
『舌平目のクッション仕立て、エビのソース、間引き大根添え』
 舌平目の中には、タマネギ・ニンジン・セロリ・マッシュルームが入っています。ソースにはエビの殻や味噌が入っていて辛口でした。

 白3本を同時に提供です。
   
左:「Mu:ller-Thurgau Spa:tlese Trocken 1996 Robert Schmitt」Franken
 独逸のワインとしては少ない辛口。ミュラー・トゥルガウという品種は、早飲み用のもので高級ワインには使ってはいけないそう。それにしては高かった・・・。
中:「Pouilly Fuisse 1996 Chateau Fuisse」Le Maconnais(参加者持ち込み品)
 プイィ・フュイッセは初めてかと思いましたが、去年の夏に私が出していました。白ワインの基本ともいえるシャルドネがあると安心です。
右:「Condrieu 1996 E.Guigal」 Cotes du Rhone
 コンドリューも2回目。前回は別の造り手でした。フランス南部のワインでちょっと?くせがあります。
 
『鴨のロースト、ブルーベリーソース、マッシュポテト添え』

 同時に出したのは、グラスの数の制約もあり下の3本。やはり鴨にはブルゴーニュが一番合うかな。
   
「Ch. Lagrange 1979」Saint-Julien(参加者持ち込み品)
 澱の具合が心配だったので、最初に開けてみましたが、充分綺麗なルビー色でした。サントリーの所有になる前のラベルを見るのは初めてでしたが、今のよりこちらのデザインが好きです。
「Corton Grand Cru Les Renardes 1992 Prince Florent de Merode」Cote de Beaune(参加者持ち込み品)
 コート・ド・ドールとしては珍しく立派なシャトーがあるとか。1700年のブルゴーニュ大公時代の城邸だそうです。シャトーディケムの持ち主の家族と親戚関係にあるそうで、89年からは品質が向上しているようです。
「Les Forts de Latour 1993」Pauillac(参加者持ち込み品)
 かの有名なラトゥールのセカンド。当然のことまだまだ元気いっぱいなガーネット色。全く同じのが家にもあるので、しばらくは取っておこう(笑)。
「Vieux Chateau Certan 1970」Pomerol
 自信を持って出した品。結果はもちろん良いものでした。普通の赤ワインでは殆ど無い甘さ感じました。カベルネフランやメルローの品種の割合が多いためなのか?。もちろんいやなものではなく、好印象になっています。
 
『リンゴのタルト&イチゴのムース』 
 合わせたのは甘口ワイン2本。イチゴの赤とアイスヴァインの赤がマリアージュしていました。

 最後はコーヒー&紅茶で締めた後も、会話が続いて、遅くまで居座ってしまいました。
 
「Ch.蒼龍 1997」(参加者持ち込み品)
 時々登場する国産ワイン。甘口のワインでした。
「Cabernet/Merlot Icewine VQA 1998 Gehringer Bros.」Okanagea Valley, Canada(参加者持ち込み品)
 珍しい赤の甘口ワイン。今回のデザートにはぴったりとの評価も。
 
 
 食事が終わった後は、ゆっくり皆さんでおしゃべり。今回も楽しい時間を過ごす事が出来ました。
 1本だけ斜めにスクリューが刺さってしまって、コルクが折れそうになりましたが、なんとか踏みとどまって無事に抜栓。人前で抜くのは緊張します(嘘)。