1985年12月 エジプト旅日記(7/17) |
12月27日金曜日 歌わないメムノンの巨像 |
一夜明けて、ホテルを出発し、ナイル川西岸の王家の谷を目指します |
泊まったホテルは「エタップルクソール」。それまでよりちょっと落ちる感じ。ドアの立て付けが悪く、開け閉めに苦労させられました。 近くの船着場から渡し舟に乗り西岸へ。観光バスに乗り換え王家の谷へ。 |
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まずは、メムノンの巨像を見学。アメンヘテプ3世の像ですが、このように呼ばれています。 座った状態でも20mくらいある像で、左右1対あります。昔は葬祭殿の入り口に建てられていましたが、今は葬祭殿はまったくありません。 |
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メムノンとはギリシャ神話の曙の神エーオースの息子の名前。エチオピアの王でしたが、トロイ戦争の時アキレウスに殺されました。悲しむ母親の姿を見てゼウスが不死を与えたそうです。 紀元27年の地震以降、朝日を浴びるとキーンと奇音を発していたと云われています。不死を得たメムノンが母親に挨拶し歌を歌っていと考えられ、それでこの名がつけられたとか。 ネロ帝やハドリアヌス帝がこの音を聞くためにやってきたそうですが、、ローマ時代の199年に修復されて音がしなくなったそうです。 |
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バスに再び乗り込み、さらに奥へ入ります |