1985年12月 エジプト旅日記(8/17)   

12月27日金曜日 女性ファラオも大変

 バスは王家の谷へ向かって行きます。着いた所は、デル・エル・バハリの葬祭殿。ハトシェプスト女王が建てたので、ハトシェプスト女王葬祭殿と呼ばれています。数年前に、観光客に向かって乱射した惨劇があった場所です。
 
 切り立った岩山の麓に築かれた2階建ての葬祭殿は、エジプト史上初の女性ファラオ(女王)ハトシェプストが建てたもの。威厳をあらわすためか、付け髭をつけていたとかいうエピソードも残されています。
 
 しかし、夫であるトトメス2世の第二夫人の子、トトメス3世によって追われ、葬祭殿の彼女のレリーフは顔の部分を中心に破壊され、今にいたっています。
 再びバスに乗り、ツタンカーメン王の墓へ