1985年12月 エジプト旅日記(11/17)   

12月27日金曜日 どこまでがカルナック神殿なのか?

 カルナック神殿、ルクソール神殿と続けて見学しているので、写真に境目はなし。今ならデジカメで撮影時間の開きから想像できますが、フィルムではそうはいかず、勘と資料で見比べて分けてます。
 
 神殿内にはいくつかのオベリスクがありますが、これはトトメス1世あたりのオベリスクかと思いますが、正しいかはわかりません。
 
 大きさからいって、現存するなかではエジプト最大のハトシェプスト女王のオベリスクと思います。
 アスワン産の赤色花崗岩で作られていて、当初は頂上に自然合金がかぶせられ、まばゆいほどだったとか。

 赤色花崗岩は大きなスカラベ(聖甲虫)など、あちこちで使われています。
 
 先ほどのハトシェプスト女王のオベリスクのもう1本の先端部。倒れたんでしょうね、先端だけが残されています。
 長さ120m、幅77mの大きさを誇る聖なる池。身を清めるためなどに使われたんでしょう。
 次は3キロ南のルクソール神殿