1990年4〜5月 トルコ周遊の旅 (1/29)   

4月29日 日曜日  「エアーは我慢できなくはないが」

 この時はまだ成田空港への鉄道乗り入れの前年。最初の海外であるエジプト旅行には、東京駅からのリムジンバス直行。2回目のインドの時には、成田までJR、そこから定期バスと利用方法を変えました。
 そして今回は、上野より京成スカイライナーで当時の成田空港駅まで。成田空港駅といっても今の空港駅ではなく手前までなので、バスに乗り換え到着。京成は揺れが大きく、一回で充分だと感じてしまいました。
 16時40分、成田空港に到着。集合場所へ。9日間行動を共にするメンバーに会うので、緊張します。参加者は26名、今回は最年少ではなく下から3〜4番目くらいでした。
 GWというピーク時で、かつトルコへの直行便が出来るか出来ないかという時期なので、エアーはポーランド航空のチャーター便。今も乗り入れていない会社なので貴重と言えば貴重。でも、安くても乗りたくはない飛行機でした。
 まだ第1ターミナルしかない頃なので、当然の事地上に降りてバスで移動、タラップから乗りこみます。これがまた整備工場を横目に見て、さらに進むという大遠征。滑走路の反対側に駐機してあったのでしょう。
 機体はソ連製のイリューシン62型。ボーイングの727をイメージしてもらえば良いでしょう。通路は真中1本、両側3席ずつ。そんなわけで狭い機内です。スチュワーデスは香水のきついお姐さま達。そして機内食はカップヌードルだけなんてこともありました。
 夜8時の出発でモスクワで給油、ポーランドまで飛びます。とりあえず寝て時差調整をするしかない。で、うとうとしたところ、左肩に衝撃が!。隣の女性の頭でした(笑)。痛くなかったのかは起きなかったし、聞いてないので不明です。
 モスクワのシェレメチボ?空港には現地の深夜、日本時間で未明に到着。燃料補給のため一旦全員機外へ出ます。深夜のためか、もともとそうなのか不明ですが人がほとんどいません。
 薄暗いターミナルの一角に、少しだけ開いている売店を覗くものの、時間が余るのでロビーのソファーで休憩。約1時間後、飛び立った飛行機はワルシャワへ。到着は現地で2時、日本時間の朝。
 飛行機を乗り換え、いよいよトルコのイスタンブールへ。こちらの飛行機はさらに小さくツボレフ154型、「こだま」じゃないが2×2シートです。現地時間での朝到着となりました。
 ここでいきなりトラブル発生、一組のご夫婦のスーツケースが行方不明。ロストバゲージとなってしまいました。乗り継ぎ便では時々ありますね。最悪の事態を想定して、手持ちの荷物にも一泊程度の装備は必要だと思いました。