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1999年5月フランス ワインと城壁の旅(6/35)
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5月16日 日曜日(3)  レ・アルでリヨン料理

 夕食はレ・アル近くの『L'Assiette Lyonnaise』というリヨン料理のお店に行きました。「パリでお昼ごはん」稲葉由紀子著(TBSブリタニカ)に載っているお店。美食で有名なリヨンの臓物料理が名物らしい。この店で有名なのが川カマスのすり身で作った「クネル」。そして胃袋のカツなど。
 着いたのは19時半頃。今回はコースでなくアラカルトにしました。ワインはボジョレーのモルゴンをグラスで。


 前菜は「Caviar d'aubergines」(32FF)。
 上手く表現できませんが、トマト風味のナスのカルパッチョみたいなものでした。
 冷製だし食べやすいのですが、体は冷えます。Caviarにはサラダの意味もあるようですね。
 或る本の紹介では、「オリーブオイル風味の焼きナスのたたき」だそうです。プロヴァンス料理だとか。

メインは「Tete de veau sauce gribiche
(pommes vapeurs)」(78FF)
 (詳細は別途)
 覚悟をして頼んだんですが、私向きではありませんでした。あまりにも柔らかい部位はやっぱり苦手ですね。
 食事が不規則だったので、ベストコンディションで無かったこともあるのと、日本だとお茶で流し込むのですが、ワインを浴びるように飲んだらホテルに帰れない。

 デセール昨日に続いて、「Fondant au Chocolat」(36FF)。
 昨日のはふわっとしていましたが、こちらのは若干重めですが、少し薄めなので、カロリー的には同レベルでしょう。
 奥に写っているのはタルトタタン(TARTE TATIN)(36FF)です。

 続く・・・・。

 で、同じデセールを逆から写すとこうなります。タルトタタンの大きさを判ってもらえたでしょうか?

 夕食は、アントレ32FF、プラート78FF、デセール36FF、ワイン24FFで、合計170FF。



 やはり、素直に「クネル(川カマスの料理)」を食べるべきでした。ほかにも牛の胃袋のフライとかもあるようです。内臓系のお好きな方には良いかも。

 「Tete de veau sauce gribiche (pommes vapeurs)」について
 「Tete de veau bourgeoise(テット・ド・ヴォー・ブルジョワーズ)」とリヨンでは呼ばれているようです。ブルジョワーズとは家庭料理のこと。一口サイズにカットした仔牛の頭肉を、香草や野菜などと煮込んだものです。グリビーシュ・ソースは、ゆで卵の黄身・オイル・ビネガーを合わせ、ハーブ・ケッパー・刻んだ卵の白身を加えたマヨネーズ状のソースです。
 仔牛の頭はリヨン名物素材の一つだそうです。

 食事を終えたのは9時過ぎ。まだまだ明るいし、広場は若者たちでいっぱい。地下鉄を乗り継いで10時頃ホテルに戻りましたが、ようやく暗くなってきました。外が明るいのは安心感があって遅くまで行動できて嬉しいですね。