戻る
1999年5月フランス ワインと城壁の旅(18/35)
次へ
  
ホーム

 
5月19日 水曜日(5) サン・ヴァンサン教会

 ここはレ・ボーの街の外れにある教会。観光客でごった返す街中を外れてあちこち探検していて見かけました。有名なのか判りませんが、入る人が何人かいたので付いて入ってみることに。


 実は、この写真がサン・ヴァンサン教会かどうかは自信がありません。入り口が見当たらないので多分違うものだと思います。
 ただ前後関係から、少なくともその近辺の写真であることは確実です。教会前の広場に面した建物でしょう。

 右の写真は15世紀に没した騎士の墓石かな。左はよく分かりません。

 何なのか知らずに写してますが、ガイドブックでは「仔羊の車(le char de l'agneau)」と呼ばれるものらしい。
 クリスマスの深夜ミサでは、羊飼いの祭りまたはパトラージュの祭り(fete des bergers ou fete du pastrage)と呼ばれる羊飼いを祝う儀式があって、ゆったりしたマントに身を包んだ羊飼いたちが、生まれたての仔羊を牡羊の引く小さな車に乗せて奉納する儀式だそうです。最後に子羊を3回つねって鳴かせイエスの誕生を祝うのだとか。

 シンプルですがステンドグラスは綺麗でした。
 右の写真は入り口を撮ったもの。逆光で青く幻想的になっていますが、実際は薄暗い教会に普通の昼間の光が差し込んでいるだけです。

 この教会には祭壇が3つあるそうで、そのうちのひとつ。
 ガイドブックでは、マックス・アングラン(Max Ingrand)のステンドグラスに注目とあるので、これもそうなのでしょう。
 
 レ・ボーの一族は気位が高く、自分達を幼子イエスに贈り物を持ってきた東方の三博士の一人バルタザールの子孫だと信じていたそうです。もちろんなんの証拠もなく、単なる空想から始まったことのようです。誰かが冗談で言ったことが信じられてしまうことは良くありますね。

 レ・ボーを後にして有名な世界遺産にも登録されている橋「ポン・デュ・ガール」に行こうかと思っていましたが、雨に悩まされて時間があまりなく、レンタカーの返却時間に間に合うか判らなかったので、そのままニームに帰りました。先に橋を見学してからエーグ・モルト、レ・ボーと回る案も考えていましたが、今回のコースで正解でした。橋一つだけよりももっといろんなものを見られたと思います。
 16時半頃、ニームに入り、ガソリンスタンドへ。自分の車の感覚が残っていたため補給口を間違えました(苦笑)。海外でのレンタカーは3回目ですが、ガソリン補給は初めて。とりあえず補給孔の蓋を開けて栓を外そうとすると鍵穴が。補給孔の蓋は手で開けられる代わりに栓にロックが掛かってるようです。補給が終わり店に入ると店員がいたので、「6」と言って指差すと判ってもらえました。パリの部屋と同じ数字で良かった。軽油代は約12Lで52.75FF。1Lで15kmほどの燃費でした。
 市内は警察官らしき人たちがいっぱい出ていて渋滞していました。何かイベントがあったのかもしれません。渋滞と一方通行で身動きが取れず、おまけに返す場所を聞くのを忘れてました。とりあえずなんとか借り出したところのすぐ横のパーキングへ駐車しお店へ。何の事はない、聞くとそこのパーキングに入れれば良かったとの事。
 朝8時過ぎに出かけて17時過ぎに帰着。9時間ちょっとのドライブが終わりました。