2002年10月フランス&ベルギー ものぐさ日記(9/18)   

 
10月15日 火曜日  ムール貝三昧
 
 今日もいつものように4時半起床。起きだして帰り支度の準備。日報などを書いているともう7時過ぎ。朝からビールだからなにか食べておいた方が良いだろうと、7時半近くに支度をして一階の食堂に降りていくと、ほかの国の人たちが数人待っている様子。まだ始まっていないようなので、階段を戻って2階のラウンジ?に置いてあった雑誌をチェック。ワインリストらしきものと、通販か何かの食料品満載雑誌があったので、こそっともらって自分の部屋にキープ。戻ってきてもまだ待ってる状態。食堂には誰もいないけど、準備は出来ているようなので、そそっと入ってなにがあるかを覗いていました(前日食べていない)。他の客が入ってきて「開いてるの?」と訊いてきたので、「知らない」と答えます。その人が従業員がいるだろうキッチン方面へ、声をかけても返事無し。その人がトレーを持ってとり始めたので、私も後に続きます。パン3種類、ハム、チーズ、オレンジジュース、牛乳を取って食べました。私みたいに早い人は誰もいないので、日本人は結局一人だけでした。
 
 散歩したいところだけど、外はぱらぱら雨が降ってるので、日報を打って過ごします。一段落したのでみなが集中してはチェックアウトも混むので、9時前だけど早めにチェックアウト。「パルティール」は言えても荷物を預かって欲しいとフランス語で言えないので、最初から英語です(苦笑)。
 細かい雨だけなので、腹ごなしを兼ねて散歩に出ます。特に行きたいところも無いので適当に歩き回って時間つぶし。9時半までの残り時間が半分近くになったところで、ホテル方面へ方向転換。でも、同じ道は通りたくないから、そのまま戻るのではなく、ぐるっと回って帰っていくと、路面電車が止まりました。動画でも撮ろうとすると、「システムエラー」の表示で動画のみ撮影不可。諦めました。
 

プレメトロの走行シーン(movie 94KB)
 
 今日は研修団と一緒に行動。朝から2軒のカフェを回りビールを飲みます。小雨が降っているので、今日もプレメトロで移動となりました。
 最初に入ったのは建物が傾いたカフェ。通称「傾いた家」で通っていましたが、今回名前が判明したようです。ビールには詳しくないので、適当に他の人と同じものを注文してました。
 2軒目には早く着き過ぎて開店前。交渉しても駄目だったので、ちょっと自由時間。それぞれ皆さん散歩や探検をしたりして過ごします。2軒目でいつものようにデジカメで撮影していたら、後に気配が・・・。店のマダムが私のデジカメを見ていました。撮影禁止かと思ったら、どうやら興味身心で欲しそうな様子。これを譲ったらこれ以上撮影できないので、当然無理です。あやうくビール代にされるところでした(苦笑)。
 
 2軒目のカフェでくつろいでいると、バッグから振動が。別行動していた常陸介さんからでした。上手く行き会えなかったので次の店で落ち合うことになりました。
 携帯は借りてきたものの、家からの緊急対応が目的で旅先であまり使うことを考えていませんでしたが、こういう待ち合わせには便利でした。
 そろそろ12時。次の店に向かいます。途中のチョコレート屋さんではほとんどの人が購入。私はかばんに入らないしパスしました。観光馬車を横目に見つつムール貝が美味しいというお店に向かいました。

 あとから考えると2軒のカフェでアルコールの飲み過ぎになったので、美術館にでも行って来れば良かったと思います。
 
 お昼はムール貝のお店。このムール貝の店はいやあ良かったです。カレーはちょっとほかに比べると若干好みではないですが、にんにくのとスペシャルはここまでの食事の中で最高でした。
 デザートを食べた後、ビールで気が大きくなっていたのか、他の人が頼んで余っていたアイリッシュコーヒーを一気に飲み干しました。
 ホテルに戻って預かってもらっていた荷物を受け取り、駅へ。ブリュッセル行きのICで、BERCHEMまで。駅の待合室で待っていると酔いが回ってきました。パリまでの帰りはうとうとしてる間に着いてしまいました。
あつあつのムール貝 (movie 177KB)
戦闘開始!!(movie 73KB)
アメリ(ももも)プーラン (movie 262KB)
タリスの車窓から (movie 88KB)
 
 このあとグラップさんのお宅におじゃましてワインを飲むのですが、私はここで一旦別れてタクシーで5区のホテルに戻って再度のチェックインです。
 ムール貝臭い手を洗ったり、歯を磨いたり、荷物を詰め替えたりして15分ほど部屋にいたあと、パッシーへ。あまり待たせてもいけないと、地下鉄では時間がかかるので、ホテルで車を呼んでもらってタクシーで向かいます。セーヌ河の左岸をタクシーで走るのは初めて。まだ明るい時間だし、橋や建物を眺めて観光客気分。
 フランスのアパルトマンは入り口で暗証番号を打ち込んで入り、さらに中で鍵などを使って入る方式。インターホンは二つ目の入り口にあるため、外からでは連絡する手段がありません。中には自由に入れないので、着いて電話をまずは携帯にかけると、グラップさんの声で日本語の留守電案内(苦笑)。で、自宅にかけようとしたところで、固まりました。自分でメモしたため最後の一文字が読み取れない。電話は一度も充電して無かったのでバッテリーが残りわずか。切れたら困るなと恐る恐る可能性の高そうな番号を打ち込んで発信。フランス語でぱぱぱぱーと返事が来たので、間違えたのだと思って別の番号を打ち込んで日本語で「もしもし」と言ってみると、鸚鵡返しの「モシモシ」。こっちも違うらしい。
 別にワインを飲めないことは何でもないけど、待ってるのに行かないのは心配をかけます。困ったなあと思ってると、アパルトマンの中へ入る人がいました。ついて入っていくしかないかと考えていると、すぐにアパルトマンの住人らしいひとが入ろうとしていました。すかさず続きます。日本のテレビドラマで良くあるオートロックのマンションへの不法侵入の手口と一緒なのを思い出しました。
 次のドアの前に、部屋ごとのインターホンのボタンがあります。訪問者はここで部屋のボタンを押してドアの鍵を中から開けてもらうんですが、ちょうど他の人の出入りと重なったためすぐにロック状態に。幸い、住民の人が中から開けてくれて、入ることが出来ました。当然メルシー。
 
   同じくあまり飲めない状態のもももさんのを分けてもらったんですが、香りはボルドーの古酒だけれど、歯磨きのわずかな残りと合体して「ぐえっ」の強烈なえぐみ。普段飲む前に歯を磨いたことがないので、初めての体験でした(苦笑)。そのうち洗い流されて落ち着きましたが、ワインの前の歯磨きは厳禁です。
 夕食は2年前と同じ韓国料理のウージョン。あの時はワインが美味しくて、食べ物も美味しくてお腹いっぱいで全然食べられませんでした。今回はリベンジの機会でしたが、ワインの前から飲みすぎ食べすぎで、あまり食欲はありません。しかし、前よりは食べられたほうです。

 翌日帰る研修団の人とはこれでお別れ。きちんと挨拶できなかったので、from京都さんに通信でメッセージを託しました。