2002年10月フランス&ベルギー ものぐさ日記(10/18)   

 
10月16日 水曜日 (1/2)  ワイン倉庫の跡で
 
 今日は疲れが溜まったのか6時50分に起床。人体実験(アパルトマンで手料理を食べること)まですることがないので、いっそ航空博物館に行ってくることも考えたのですが、お土産にケーキでも持っていくかと考え直し、買い物でもしてくることにしました。
 「航空博物館への便利な行き方」「シャンティイ&サンリス情報」「フランス版100円ショップ情報」でも仕入れにオペラ座近くのJCBプラザを目指します。オペラ座近くだけれど、ピラミッドで降りたほうが近いので下車。出てすぐにモノプリがあったのでお玉を捜してみると(アパルトマンにないので安いのを探す指令が出ていた)、金属のが4.65ユーロ、黒い樹脂製が3.5ユーロ?くらい。別のモノプリに出会う確率は低いだろうと、値段は高い(希望価格は2ユーロ)けど、一応確認のために常陸介さんに電話。買ってくださいとのことなので、買いました。
 地図でJCBプラザの場所を再確認したと向かいましたが、見当たりません。結局ぐるぐる歩き回っても見つからないので、方向感覚に自信をなくして次の目的地マドレーヌを目指します。
 JCBプラザはRue de la Paixのカルティエの向かいらしいのですが、特に看板が目立って出てないようなので、何度も前を通っても気づかなかったようです。それに応対が良くないという話もあるので、ブランドショップならともかく、自分のところの売上に結びつかない100円ショップみたいなものがないかと尋ねていたら、冷たい目で見られていたかも。見つけられなくて正解だったか(苦笑)。お玉を片手にやってきた変な客として記憶に残るもの面白そうだけど。
 
 マドレーヌから前から話だけは聞いていた無人運転の地下鉄14号線で「Cour St-Emilion」へ向かいます。始発なので電車が止まっていますが、いつ発車するかわからない。先頭車両は気になりましたが、手近な車両に乗りました。
 写真左は帰りに乗った先頭車両のもの。右は「Cour St-Emilion」駅のホームです。最新の路線なので駅舎も電車も綺麗です。一番驚いたのは、昔からの地下鉄路線では、ホームで携帯電話も使えないことが多いのですが、走行中に偶然携帯を取り出してみたらアンテナが立っていて使える状態。リヨン駅からシャトレまでの区間で気付いたのですが、地下深いシャトレ近辺まで来た時にちょっと途切れかけたものの結局最後まで電波を受信していました。ビジネス客を意識してアンテナを設置したのかもしれません。
 
 駅に着きエスカレーターで地上に出てすぐが、探すまでも無く昔のワイン倉庫を改造したショッピング街「Bercy Village」でした。横浜の赤レンガ倉庫みたいなものでしょうね。中央部を線路が通っているのはワインを運んできた鉄道の跡なのかも。
 クラブメッドが中核を占め、フナック・ジュニア、セフォラ、などのほかに、雑貨関係の店が並んでいます。そんなに大きな施設でもなく、食べ物関係が結構多いので、買い物よりもゆったり過ごす場所なのかも。「るるぶ」には日曜も開いているお店として紹介されていました。特に買い物をするつもりも無かったのですが、番地まで出ている地図ソフトがあったので購入。ミシュランの地図ソフトは持っていますが、基本は道路地図でパリも細かい道は載っていなくてあまり役立ちません。このソフトは鉄道駅などの目標物が標準では出てこないので使い勝手は日本のソフトに及びませんが、上手く使いこなせば今後役に立つかも。
 あと、初心者向きだけれど癖のあるワイン本をレゾナンスという日用雑貨のお店で購入しました。
 左のワイン樽はイベント用のミニステージのようでした。
 
 
 時間は12時を回ったので、シャトレまで取って返します。4号線でサンプラシッドまで。話題の日本人パティシエ青木定治氏のケーキ屋さんを探しますが、ヴォージラール通りの番地が見えない。うろうろして、ようやくパリカトリック学院の向かいにお店を見つけました。有名と言っても抹茶系のケーキはパス。オペラとミルフォイユ、マカロンを買って帰ります。