2002年10月フランス&ベルギー ものぐさ日記(13/18)   

 
10月17日 木曜日 (2/4)  広大な敷地のコンデ城
 
 タクシーは止まっているものの、運転手は休憩中らしい。クロワッサンを食べ終わってから、昔の駅の写真でも撮りに行こうか考えていると、運転手の二人連れが戻ってきました。ワゴンタクシーでしたが、シャンティイ城まで行きたいと交渉して乗せていってもらいます。
 
 城に着いても入り口前からお城までは遠い距離。チケット売り場で7ユーロ払って入場。ぶらぶら歩きながら写真を撮りました。ちょうどプチトランがやってきたので動画で撮ろうとしたら、ちょうど終わるところ。スチル写真だけとなりました。
 
 左はお城の正面入り口。大きいので普通のカメラではずっと下がらないと全部入りきりません。右は城の周りの堀に掛けられた橋の上から庭を写したもの。特別凝った庭ではなかったので、庭だけは写していませんが、木々が広がって森になっている部分もあるし、往時の権勢をうかがわせます。
 
  お城の入り口の前には2頭ずつの名前入りの犬の銅像が両側に並んでいます。コンデ伯爵が犬好きだったんでしょうね。右は中庭に入ったところで、撮った写真。羊とラッパが一緒になったような想像上の動物の姿のものが、左右1対ならんでいました。
  
 城内は一部閉鎖されていてちょっと残念。それでもたくさんの絵画などで埋め尽くされていました。入り口近くには図書室があって二階の回廊まで革装丁の本で埋め尽くされています。当然触るのは禁止。背表紙を見てるとコンデ家の歴史など、この地域の歴史が見受けられました。古いのは1500年くらいのもあって、貴重なコレクションなんでしょうね。右の本の背表紙は「breviaire de paris」(直訳で「パリのバイブル」)、下には「propres des saint」(意訳で「ミサ典書中の聖人祝日の部」)だそうです。「partie」は英語のpartに当たる言葉で第x部という意味でしょう。
 
 左の写真は明り取りの屋根が付けられた小ホール。昔のベルサイユ宮殿の絵も飾ってありました。右は絵画をいっぱい並べた大ホール。もう少し小さな部屋がいっぱいあって、見てると疲れてくるくらい絵などが飾られています。
 
 これはタイル。床に張られて柵が置かれてました。 こちらは天井画。神話を題材にしたものでしょう。 特に有名なものではないと思いますが、遠くにローマ時代の水道橋が書かれていたので気に入って載せてみました。
 
窓辺に置かれていたステンドグラス。気になったものだけ写真に撮ってみました。目玉しか見えなくて分かりにくいのですが、左の女性たちの跨っているのは奇妙な魚の怪物みたいなものです。右は髪を洗ってるところみたいですが、女性の顔の部分のところにもこもこした変なものがあってよくわからない図柄。 お城の中にあった教会のステンドグラス。