2002年10月フランス&ベルギー ものぐさ日記(14/18)   

 
10月17日 木曜日 (3/4)  馬?の香り漂うシャンティイ
 
 さすがに同じ年代の絵画ばかりも飽きてきたし、時間もなくなってきたのでお城を出て厩舎の方へ歩き出すと、雨粒が落ちてきました。まだ見るくらいの時間はあるので、シャンティイのもうひとつの見所馬の博物館へ。
 
 写真はお城の入り口から馬の博物館方面を写したもの。結構な距離があります。朝パリで小雨に降られた以外は傘の必要はありませんでしたが、ここに来てとうとう黒雲が迫ってきて、馬の博物館に向かう途中で小雨が降ってきました。  ちょうどバスか何かで団体客が到着してました。入り口で待っているようなのですが、個人客と思われる人が迂回路にある入り口に向かっていきます。個人客はそっちから入るのだと分かったので、そっちへ行きチケットを購入。先に進むと左右に馬小屋が並んでいます。その香りで鼻をやられました(苦笑)。
 そそくさと奥へ向かうとちょうど2頭の馬が芸を見せているところでした。芸といっても変わった歩きかた程度のものだと思います。タイミングが悪かったのかすぐに終了。一旦厩舎の方へ戻ったものの、一人はまだ馬に乗ったまま。円形スタンドを囲んだ席にいる観客も帰りません。すぐに次のステージが始まるんだろうと待っていると、華々しい登場でもするのかと思ったら観光客といっしょにただ歩いてくるだけ。ちょっと拍子抜けでした。二人の若い女性が馬に乗っていましたが、二人ともヘッドセットをつけています。
 一人が喋り始め途中で詰まったりして自分でも笑ってました。長々と説明を続けるので飽きたし、列車の時間も迫ってきたので奥に続く博物館の施設を見に向かいました。そのままいくと、最後には巨大な胃や腸など馬の内臓を見せたり脚の断面をいっぱい並べてました。その先にレストランがあるのは、なかなかすごい構成ではあります(苦笑)。
 ぐるっと回って入り口に戻ってくる構成でしたが、ステージではまだまだおしゃべりが続いているようでした。駅まではまだ2キロ近くあります。左右に家々が連なる街中を歩いた後、写真のように芝生の真ん中を斜めに延々と続くアスファルト舗装の歩行者&自転車用の道がありました。遠くに競馬場を眺めつつ駅方面へ向かいます。
 電車の時間まで20分ほどあるので、飲み物を買って待ったあと列車が定刻で入線。地下鉄と違って左側通行なので、なんとなく戸惑います。車内は空いていて好きな場所に座れました。歩き疲れて眠くなっていたので、うとうとしていると北駅に到着。終点のホーム&分岐の混雑問題からか、なかなかホームに着けず定刻より5分以上遅れて到着となりました。