2002年07月07日(日) 「毒を食らわばグラスまで ワイン会」     

 朝気づくと今日は七夕でした。でも、七夕とは関係なくいつものように京都で怪しいワインの試飲?会です。もともとベトナムへ行っていた方がベトナムワインを持ち帰ってきたことから始まり、カルフールの1.85ユーロのワインときたので、腐敗菌で駄目になったと評価が最低な75年のブルゴーニュを出してみました。
 お昼からのワイン会。お店は久しぶりに「オートロワM」です。
  
 うなぎのテリーヌ。グリーンはパセリを使っているそうです。意外とあっさり系。うなぎのゼラチン質がうまくマッチしています。アナゴではうまくいかないようです。  これは何度か食べている、エスカルゴとシメジのソテー?だったか。パセリのソースだったと思う。考えてみるとエスカルゴは久しぶり。もしかしてフランス以来かも。
 
 
 これも定番のマイタケのテリーヌ。写真を撮り忘れたので、昔の写真でごまかしてます(苦笑)。  メイン何が良い?と聞かれていましたが、赤はボルドーの予定だったので羊をリクエスト。
 最初の白はムルソー。「Meursault-Charmes 1975 Dom. Potinet Ampeau」。ブルゴーニュの評価は最低レベルの1975年。コルクは虫が入りかけの穴が幾筋もありましたが、幸い途中までで止まっていました。また、コルクの内側は酒石酸の結晶が育っていました。鍾乳石みたい。
 色は黄金色、若干の苦味がありますが、充分飲めるレベルで一安心です。
 さて、問題のベトナムワイン。ラベルを見ていると、ユニークテースト&キャラクターとあります。ユニークな味?、ユニークなキャラクター?。ワインの売り文句には不向きな気がする。
 品種は読み取れませんでしたが、味は軽いワイン。夏に軽く冷やして飲むにはまあまあか。若干甘みがあるのはベトナム人向けのためかも。
 
 
 さて、こちらも問題のカルフール輸入のワイン。1.85ユーロだから200円くらい。こっちはさらにかるーいワイン。ということで、これは皆さん少しずつ試飲した後出品者のお持ち帰りとなりました。
 でも、重い料理に合わせるのは難しいけど、普段飲むには充分とは言えます。
 左のカルフールワインの代替品。ボックステイルでおなじみのドイツはフランケンのワイン。ここは辛口が多いので、料理にも合わせられます。
 
 
 写真は撮っていませんが、パンとチーズも持ち込みです。手前は赤に合うタイプで、向こうが白に合うタイプ。少人数なので一人当たり結構な量となりました。出てくるまで知らなかったので、ちょっと不意打ち。胃の配分に苦労しました。上がヤギ乳の「クロッシェ(鐘)」で、ダブルクリームの「デリス・デ・ブルゴーニュ」。デリス(恍惚)は柔らかくて美味しい。    はずれは無いだろうワインとして、「Ch. Magondeau 1975」。ボルドーはフロンサックのシャトーです。詳しいことは載ってる本が見当たらないので不明。
 結構元気なのでリコルクなのかも。27歳としては悪くないけれど、オールドヴィンテージの感動は無いのがちょっと残念。
 デザートは5種類あってその中から2種類ずつの選択。「フランボワーズのムース」「洋ナシのタルト」「マロンのムース」「コーヒーと何とか?のムース」あとは「?のタルト」。忘れている・・・。
 
 
 おなかもいっぱいになった後、近くのケーキ工場を襲撃。酔っ払い集団が責任者に絡みました(苦笑)。
 その後、喫茶店の旧館で休憩。閉店時間を大幅に過ぎるまで粘った後、帰ろうとしたら、総店長が「桃を見ていってください」とのことで、中庭の桃の木を観察。鳥に食べられるのを防ぐため一部には新聞紙が掛けてありました。嗅いで見るとしっかり桃の香り。おいしそうでした。