2002年12月21日(土) 「パリ直送ワイン会」  

 12月21日の土曜日の夕方から、京都市中京区の某所でパリ直送ワイン会が行われました。参加者は男性5名、女性5名の10名。今回もパンを持って行くつもりでしたが、久しぶりの激しい雨で途中で買っていくには最悪の条件。諦めました。
 その代わり最初の予定通りシャンパーニュを持参しました。冷やす時間が欲しいので、40分ほど前に会場に到着。傘の雫を落としていると後から声が。参加者の一人かと思って振り向くと、10月のフランス&ベルギーの旅でご一緒した研修団の女性。会場の設営を手伝ってたのかな。
 一番乗りかと思ったら既に二人の方が。プロジェクターを使って私やfrom京都さんのフランスでの写真や動画を見せつつシャンパーニュを飲んで全員が揃うのを待ちました。
 
 まずは前菜。エスカルゴ、キャビア、シェーブル、オリーブ、ソーシソン。他の参加者にもいたようですが、エスカルゴと気付かずに食べていたような(苦笑)。シェーブルはトロトロで美味しかった。  二品目は帆立貝のワイン蒸し。四つに切られた大きな貝柱が入っていました。イクラの塩味と合わせて頂きました。満足の味です。スープまで残らず飲み干しました。
   
 香箱ガニのオーブン焼き。聞いたことない(知らないのは私だけ?)ので調べたら、ズワイガニのメスなんですね。「味噌の味の良さがまだ分からないだろう」風に苛め?られましたが、確かにまだまだ絶品と感じる脳構造にはなっていないようです。  本日のメイン。鴨とフォアグラのパイ包み焼き。これも美味しくいただきました。なぜか付け合せのマッシュルームの飾り包丁の入れ方で盛り上がってしまいましたが、機械ではなく手作業でされてるようです。
   
 デセールは「ノエルのひびき」。予想通りクリスマスを意識された作品でした。
 帰国後初のフランス料理でどの品も満足でした。
 ワイン会は久しぶりなので控えめに飲んでたら全部のグラスに少しずつ残ってました。そこで香りや味の変化を楽しんでみました。
   
 左のは私が持ってきたシャンパーニュ、右がグラップワインで白1本、赤5本、ロゼ1本。
「Alfred Gratien Cuvee Paradis Rose NV」飲むのは初めての作り手、プロジェクターの操作をしながらだったので、味は覚えていない(苦笑)。
「Chateau Fuisse 1993」Pouilly-Fuisseだと一番のここになってしまいますね。最近は早く熟成が進むワインになってるようですが、確かに93年にしては熟成が進んでる気がする。
「Clos Vougeot Grand Maupertius 1995 Jean Gros」Gos一族のなかでも一番がこのJean Grosだとか。
「Chassagne-Montrachet Clos Saint-Jean 1988 Chateau de la Maltroye」最近は良くなったらしいが、70〜80年代にはむらがあるらしい。納得。
「Corton-Pougets 1988 Pierre Andre」ネゴシアンでもある造り手。売れるワインを作ろうとする傾向があるとか。
「Chambolle-Musigny Les Charmes 1988 Dom. Bertheau」やさしめのミュジニイなのでちょっと不利だったかも。
「Chateau Leoville Poyferre 1982」Leoville3兄弟の中では一番劣るとされているが、80年から再び良くなってきたシャトー。ボルドーの偉大な年の82年ですが、熟成が早い分飲み頃になってきたようです。
   
 酒気帯びで30万円の罰金におびえて(苦笑)、今回は京都泊まり。アップグレード?でシングルがツインになっていました。寝るだけだから意味がないけど。朝食付でも1000円程度のアップだったので、朝食付で予約。和洋どちらにするか迷いましたが、食欲少なめなので和食(お粥定食)を選択。別料金だと2000円でしたが、老舗の店とはいっても単独でそれだけ出す気にはなれないなあ。