2002年07月10日(水) 『台風接近前から大雨で冠水』   

 半年振りに追加した雑記帳ですが、どか雪の後は大雨となりました。
 9日(火)の夜から振り出した雨ですが、真夜中の12時近くにはすでに台風の通過中のような激しい雨でした。その当時、まだ台風は北緯30度くらいなので、梅雨前線が刺激されたための雨。朝起きたら、用水路は溢れかけている。近辺では半日で200〜300mmもの雨量を記録していて、鉄道も一部運転見合わせも。
 2年前の台風では名古屋駅に止まったままの電車の中で朝を迎えたこともあるので、仕事が忙しくないからとさっさとお休みにしました。ニュースを見ていると近くで避難勧告が出ている。いつものように水に浸かったのかなあと暢気に構えていると、ヘリの爆音が。上空を10分近くも回っているので、様子見を兼ねてコンビニまで行ってみると、堤防沿いの駐車可能なスペースには車がいっぱい。警察や消防団も出ていて、冠水地域が広がらないか監視しています。
 ヘリが様子を見に来るのも当たり前でした。雲が低く垂れ込めているので、雨が弱まったのを衝いてやってきたようです。NHKのお昼のニュースを見ていたら、下の地図で薄く黒丸で塗った場所から軽自動車が通るのがやっとの細い橋が写されていました。その後もヘリは何度かやってきて、2機が旋回している時もありました。雨が落ち着いた夕方、デジカメを持って出動。消防団員がのんびり川を監視している状態だったので、撮影も大丈夫だろうと写してきました。
 幸い、我が家は川の西側で水没未経験の地域。南に向かって低くなっているので、たとえ堤防が決壊しても水が流れていくのでまず大丈夫でしょう。


 上の地図で薄い青で塗ったのが水没地域。二つの川が合流していて、おまけに昔から住宅が建っている外側の堤防が強化されているために、内側の堤防は低めに作られていて昔から大雨が降ると水没しやすい地区。
 水没地域は実際にはもう少し上まで広がっていると思われます。ほとんどが水田ですが、色を塗った地域のすぐ上には住宅地があって皆避難していました。
 
 
 上の地図でピンクの丸のところで、信号停車した車から撮ったもの。車のガラス越しですが、二つの川が合流している地点です。
 
 これは、上の地図で青い丸のポイントから北東方向を写したもの。真ん中に見える建物は建設中の下水処理場です。地元では以前から水没する地区だからと反対が多かったのですが、強引に建設してこのとおり。完成してもまた水没したらどうするんだろう。困った問題です。
 
 上の写真から左方向を写した2枚の写真。すぐ下の写真では手前の土手と平行に数m先に色が変わっているのが見えますが、これが川の反対側の堤防。手前側の堤防を強化して段差を作ってあるために、どうしても水没してしまいます。向こうに写っている住宅が、ニュースでは避難勧告を受けた人たちでしょう。