| ものぐさ読書日誌(21) 読書暦「22.07.06」 | 戻る |
| 『山尾悠子作品集成』 山尾 悠子 |
| 2000年7月6日 じつに20年ぶりの再会です。 以前読んだのは「仮面物語」が最後でしょう。でも、残念な事に手放してしまいました。当時は次の本を買うために読んだ本を売るという自転車操業でした。 山尾悠子さんは同志社出身とか。岡山生まれなのは覚えてますが、82年頃には結婚&出産で絶筆状態になり、もう読む事は出来ないのかと諦めていました。 最近になって執筆を再開されたとかで、こうして主要な作品を集めた本として再会出来ることになりました。先週末に新聞の広告で本書の刊行を知り、直ぐにインターネットで注文。今日届きました。 70年代後半に登場し、女流SF作家のはしりでしたが、得意とするのはやはり幻想文学のジャンルになるのでしょう。今は亡き鈴木いずみさんと同じころに出ていたようです(その頃はあまり社会情勢は気にしていなかった)。 まだ読んでいませんが、大部分は一度は読んだ小説だろうと紹介しています。濃密な文体は独特の香り。本当に帰ってきてくれて良かったと思ってます。この文章は読んでいただけないとは思いますが、SFの主流とは違っても心に染み入る文章の印象は強く残っています。 なお、帯には小松左京さん、中の栞という名の小冊子には、佐藤亜紀さん、小谷真理さんなども長い文章を寄せられています。 高い本なので手にするのは難しいですが、幻想的な物語が好きな方にはお勧めできると思います。 (国書刊行会、四六版箱入り、ISBN4-336-04256-X 本体8800円+税) |
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