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『カルタゴの運命』 眉村 卓

2000年12月27日

 フリーターの主人公がアルバイトの募集で訪れた「人間文化研究所」。
 最初のテストがポール・アンダースンの小説『タイムパトロール』を読んで感想を書くというもの。合格した彼は小説と同じように時間を超えた世界に旅立つ。
 仕事は実時間で6ヶ月ほど。紀元前のカルタゴとローマの闘争時代に赴き、カルタゴ側ローマ側に分かれて、歴史を自分達側に優位になるように工作するゲームの補助員として働く仕事。
 主人公はカルタゴ側になりハンニバルの暗殺を阻止する役割をすることに。そしてその結果の歴史は・・・。


 久しぶりの眉村さんの作品。800ページ以上もあって、電車の中で片手で持ち持っているのも疲れる。さらにその手でめくるのは中々大変でした。
 読み終わってふと思ったのは、前回読んだ不定期エスパーの結末ってどうだっんだろう?ということ。8冊?くらいに分かれている超長編だったので、もしかしたら最後まで読んでなかったのかも(^_^;)。

 (新人物往来社、単行本、ISBN4-404-02686-2 本体2800円+税)