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『海魔の紋章3〜4』 夏見 正隆

2001年02月04日

 『海魔の紋章3 哀しみのアクアブレード』
 『海魔の紋章4 さようなら瞳の女神』
 海魔の紋章シリーズの2冊を連続読破。でも数百冊の未読本が山積みで、読んだのは氷山の一角にすぎない。
 数百万年前、地球に落ちた「宿主(しゅくしゅ)」を復活させるために暗躍する「人形使い」たち。彼らは人間を仮の宿主として乗っ取り、長きに渡って生きてきたが、ようやく「宿主」を復活させる目処をつける。
 しかし、宿敵の「海魔」はそれを阻止するため、主人公の瞬と合体して戦いを始めるが、拒絶反応により力を発揮できる時間はわずか。
 大勢の友人を失いながら瞬+海魔は復活しようとする「宿主」に最後の戦いを挑む。

 著者のシリーズものである「レヴァイアサン戦記」「私のファルコン」とキーワードは重なるものの、まったくの独立した作品。
 「レヴァイアサン戦記」は中途半端なので続きが読みたいけど、売れていないから無理なのかも。

 『海魔の紋章3 哀しみのアクアブレード』
 (朝日ソノラマ、文庫、ISBN4-257-76870-3 本体550円+税)
 『海魔の紋章4 さようなら瞳の女神』
 (朝日ソノラマ、文庫、ISBN4-257-76910-6 本体533円+税)