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『D−邪神砦』 菊地 秀行

2002年02月06日

 吸血鬼ハンターDの最新作(13作目)。
 東部辺境区から都へと向かう飛行車が墜落。パイロットは死に、若い女に、やくざ、老夫婦、囚人護送の3人、少年、戦闘士の9人は、昔の貴族の遊戯地に放り出される。誰も助けに来ないといわれる遊戯地に、忽然と現れたのはD。別の仕事を請け負っていたDは、先の契約を優先する約束で護衛を引き受ける。
 どこからともなく現れる敵を退けつつ着いたのは昔の貴族たちの争いの跡の砦。Dが到着したことで、砦も復活し再び戦いが始まる。Dたちの運命は・・・。

 途中までDが登場しないし、時間関係もあやふやな外伝の雰囲気の作品。このところ数冊にわたる長い作品が続いていたので、ちょっと一休みといったところか。
 
 『D−邪神砦』発行2001年12月30日
 (朝日ソノラマ、文庫、ISBN4-257-76952-1 本体476円+税)