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『妖虫戦線2 妖虫、めざめる』 山田 正紀

2002年05月21日

 惨殺から生き残った二人の子供、ケイと大樹。ケイは銀行頭取の孫娘、大樹は事件で精神を患ったのか口もきかないので精神科医の眉子が仮につけた名前。二人を病院に連れてきた刑事の大滝と柴木は、公安警察が子供たちの身柄を強引に確保に動くのを察知し、眉子と一緒に車で逃がそうとする。そんな動きを苦も無く読んでいた公安警察であったが、追跡する車のナビが徐々に狂わされてしまう。
 
 全体の感じはかつて読んだ同じ作家の作品「スーパーカンサーシリーズ」に近いアクションもの。あと新興宗教を扱った「顔のない神々」の要素も。「チョウたちの時間」という作品もあったけど、共通点があったのかは忘れている。。。
 『妖虫戦線2 妖虫、めざめる』 発行1995年07月31日
 (中央公論社、新書、ISBN4-12-500359-9 本体757円+税)