ものぐさ読書日誌(228) 読書暦「24.09.13」 | 直前へ 戻る |
『[フランス]小さな街物語』 吉村葉子・文 宇田川悟・写真 |
2002年9月13日 フランス各地の特徴のある小さな街を紹介した本。 グラース、ヴァロリス、カルパントラ、オートリーヴ、リボーヴィレ、リクヴィール、ルテル、ノアン、ポン・タヴァン、カンペール、モレ・シュル・ロアン、ノアールムーティエ、ベルジュラックなどなど初めて聞く名前が大部分。 もちろん行ったことがある、カルカッソンヌ、エーグ・モルトや、有名なリヨン、ディジョン、ボーヌも出ています。 オートリーヴの「シュヴァルさんの理想宮」はガウディのカサミラなんかに通じるものがあって不思議。19世紀に生きた無口な郵便配達人が、こつこつと近所の冷たい視線を無視して作り続けた奇妙な建物。 反対に自分の家の全てをモザイクで埋め尽くした人は、近所にも評判だったようで、全然違う人生、どっちがいいという訳でもないけれど、二人とも自分の意思を全うしたのであれば悔いのない人生だったんでしょう。 |
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『[フランス]小さな街物語』 吉村葉子・文 宇田川悟・写真 発行2002年05月01日 (JTB、単行本、 ISBN4-533-04240-6 本体1600円+税) |