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『ジャグラー』 山田 正紀

2003年01月18日

 2043年のトウキョウ。スーパーコンピュータの処理速度は限界にまで達していた。しかし限界と思われていた量子効果は実は霊的エネルギーよるものと判明。霊的エネルギーを抑える力を持った人物たちが幅を利かせていた。そして、霊界の存在が証明される。やがて霊界から現世への侵略が始まる。それに立ち向かうのはアメリカンコミックから抜け出したようなジャグラーだったが・・・。

 同じくアメコミキャラが登場するスーパー・カンサーシリーズ(超人軍団など)と近い雰囲気の本。この本は91年に一度出ているので、スーパー・カンサーのシリーズの後に書かれたんでしょう。
 霊界云々の話には馴染めないものがあるけれど、それ以外は楽しめました。
 『ジャグラー』 山田 正紀  発行2002年04月30日
  (徳間書店、デュアル文庫、
         ISBN4-19-905106-6 本体676円+税)