ものぐさ読書日誌(269) 読書暦「25.02.02」 | 直前へ 戻る |
『河童の[対談] おしゃべりを食べる』 妹尾 河童 |
2003年02月02日 舞台美術家の妹尾河童氏が9人の友人宅へお邪魔したり招いたりして、食事をしながらおしゃべりした対談集。その9人は、小室等、玉村豊男、冨士真奈美、岩城宏之、和田誠、岸田今日子、久保田一竹、佐藤信、水上勉の各氏。 通常の二人だけの対談と違って、河童氏の奥さんや相手の家族も登場したりするのがちょっと珍しい。 少年Hを読めば多少印象が違ってくるのかも知れないけれど、未読(持ってはいる)なので河童氏の過去や性格が見えてきたのが今までの本と違って新鮮だったところ。また、久保田一竹氏の苦労話なんて今まで知らなかったので、長い苦労の果ての成果なのを知って価値がわかりました。 精密な部屋やトイレの描写も良いけれど、この本もなかなか良かった本でした。 |
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『河童の[対談] おしゃべりを食べる』 妹尾 河童 発行1991年05月10日 (文芸春秋、文庫、ISBN4-16-753501-7 本体437円+税) |