1990年4〜5月 トルコ周遊の旅 (29/29)   

91年10月5日  「ビデオ鑑賞会」

 91年4月中旬ようやくビデオが完成したので、参加名簿に載っている方々に手紙を出しました。無料配布はさすがに出来ないので、ビデオテープ&送料として、1500円ずつの銀行入金と引き換えで送る方法を取りました。
 6月までに10名の方々から申し出があり、さらに口コミなどで最終的には17名の方にビデオをお送りしました。

 旅行中によく話をした人だけでなく、話をする機会がなかった方からも希望の返事があり、嬉しかったことを今も覚えています。「面白かった」と言ってくれた人から、プレゼントを貰った事もありました。

 それをきっかけに、みんなで会おうという話が持ち上がり、さらにビデオ鑑賞会もすることになりました。

 91年の10月5日、JR有楽町駅西口に集合。1年半ぶりなんですが、ビデオで何度も顔を見た面々なので、私には久しぶりな感じがしません。近くにある電気会館の外人記者クラブに移動。記者クラブって聞いてなんか場違いな気がしたのですが、知り合いの記者を通して借りられたようです。
 広いラウンジのような部屋で10人程度では落ち着かない雰囲気でしたが、ビデオを回し始めたらすっかり和んで、笑って欲しいところで笑ってくれたり、気持ちが空回りしたところもあったりして、みんなで一緒に見たことは良い経験でした。お客さんの反応が気になる監督の気分でした(^_^;)。

 その後、新宿へ出て夜遅くまで飲み、2時過ぎにお開きとなってホテルへ帰ったのでした?。(良く覚えていない(笑))


 あれから7年。近くに住む人はもともといなかったので、年賀状を交換するのが1〜2名になってしまっています。
 他の方々にはこの時以降も、海外へ何度も出かけられた人もいました。不況の波をかぶって、91年のペルーを最後に、秘境巡りが中断していた私には、羨ましい限りです。
 メキシコ、ケニア、シリア、南インド、南極など行ってみたいところはありますが、実現は遠そうです。

 いろんな意味において、このトルコの旅が私にとって最良のものでした。ビデオの編集期間を含めて、1年間旅をしていたようなものです。
 なれないためもありましたが、何百時間もかけてビデオを作れたのも、楽しみにしてくれていた人たちがいたことと、見せたいと思った人たちがいたからでしょう。
 気力が足りなかったペルーでの旅は、30分の簡易編集版を見せただけで、終わっています。見せたいという思いが足りなかったのでしょう。

 みなさんも、旅で良い仲間に巡り逢えますように。