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1999年5月フランス ワインと城壁の旅(10/35)
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5月18日 火曜日(1)  独りぼっちのニーム

 この日の朝は早起きしたものの、日本との通信にかまけていて、荷造りが時間ぎりぎりに。スーツケースの中に当座は必要でない荷物を詰め込みホテルに預け、10時にチェックアウト。
 地下鉄に乗り、パリのリヨン駅に着いたのは発車10分前。発車番線を確認してなかったのであちこちうろうろ。インフォメーションで聞いて、発車直前になんとかホームにたどり着き、駅の関係者と思われる人にチケットを見せてどの車両かを聞こうとしたら、すぐに乗れという。時間ぎりぎりにTGVに乗り込みました。とりあえず乗ったもののそこは2等車、ショルダーバッグを下げキャリーバッグを引きずっていくつもの車両を移動しました。2編成連結だと移動できないと聞いていたのですが、幸いなことに1編成で良かった。
 食べ物を持ち込まなかったし、車内での昼食の申し込みもなかった(気づかなかっただけかも)ので、結局食事は抜き。朝も昼も食べてません。飲み物売りが来たので、オレンジジュース(12FF)のみ。車内のカフェテラスみたいなものもあったようですが、一人旅では席を離れると荷物が心配。結局、すきっ腹を抱えたまま過ごしました。
 4時間近くかけ、2時過ぎにニームに到着。ホテルまで1キロ以上あるのと、場所がはっきりしないので、タクシーでホテルへ。一方通行が多く路駐の車をぬって走り、事前の情報通りの石造りのホテルに到着です。


 ニーム(NIMES)の駅。
 こちらは東方向(PARIS,AVIGNON)になります。
 実は撮影はカルカッソンヌに向かった日でしたが、写真の構成上こちらに持ってきています。

 左上が螺旋階段の天井で、下が螺旋階段です。右は泊まった部屋の扉になります。
 一応エレベーターはありますが、1階上にあがるだけなので、チェックイン直後に使っただけで、あとは階段を使っていました。

 ホテルの部屋。ごらんの通り広いです。5m四方くらいありますね。机に電話機がありましたが、ベッドの右下の白いのも、モジュラーソケットです。
 壁の部分がハレーションを起こしていますが、使っているデジカメ(Olympus C-2000Z)の弱点です。

 3枚の写真は浴室のもの。浴槽は180センチくらいの長さがあり、背の低い私では、つかまっていないと全身沈みそうでした。
 ちなみに、浴室と客室の間には扉はありません。ベッドの上から、浴室は丸見えです(笑)。
 トイレはさらに別の小部屋にありました。1m×3mもある小部屋です。さすがに扉はありますが、手洗いもない殺風景なものでした。

 完全な下町にあるホテルなので、窓の外は隣のアパルトマン。
 若い女性の人影が見えるので落ち着きませんでした(苦笑)。

 宿泊料はダブルベッドルームのシングル利用で、1泊426FFでした。季節で料金が変わります。
 心配なのは鍵の管理。入ってすぐ右手がカフェみたいになっていて、左手にデスクがありそこがレセプション。でも、チェックインとチェックアウトの時以外は、誰もいない場合が多い状態でした。で、最初の外出の時には、そのまま鍵を持ち歩いていました。二回目には机の上に鍵が何個か置かれていたので、同じように置いて外出。
 治安は良いんでしょうね。と、思いたい。

★回線確保の苦闘記
 ホテルに到着後まず電話を確認。フランス式モジュラージャック。ベッド脇にコンセントがあり、反対側にはもう一つのモジュラージャック。ベッドで使うには好都合である。
 さっそく空いたほうのジャックに接続し、回線チェッカーで確認すると全然反応無し。接続を切り替えると外側の線が機能してる様子。回線交換機能付きのチェッカーを買っておいて良かった。さて、これでOKだと思って接続、外線発信番号を確認しようと電話機の説明を見ると、外線は「EXTERIEUR」ボタンを押してからダイヤルボタンを押しなさいとあります。これはやばいなーと思いつつも、受話器を耳にして音を確認すると、「0」を押したときと同じ音だし、押したあとに発信音を確認できる。そして、ボタンを押すとプッシュ音。
 トーン、0発信でOKだなと思って繋いで見ると、全然反応無し。GRICのモンペリエに繋いでも駄目、CISのパリも駄目。おまけに国際電話は「00」だということで、東京に繋いでも駄目。念のためパルスに変えて試しても駄目。二股分岐にを買ってきて電話機から外線発信、すぐにパソから直接送信しても駄目。電話機に繋がっている線を確認しても、6線式で外側なので使えず駄目。さらに、受話器からなんとかならないかと試しても駄目。
 2日間で合計4〜5時間に渡る苦闘は、私の負けで終わりを告げたのでありました。


ホテル情報
 国、都市       フランス、ニーム
 ホテル名       NEW HOTEL LA BAUME
 電話/FAX      +33-4-6676-2842 / +33-4-6676-2845
 回線の確保      フランス式モジュラー経由
 回線の種類、外線発信 トーン 0発信(?に思われるが不明)
 アクセスポイント
  (NIFTY-SERVE)  CIS AP PARIS-A 01-4188-0840
              CIS AP PARIS-B 01-4102-0304
  (internet)      GRIC AP MONTPELLIER 04-99-52-83-74
 通信難易度      ×?
 備考(必要器材等)  フランス式モジュラー&配線交換装置
 (照明・コンセント等) 机の横に間接照明あり、
              コンセントは部屋に1つ、ヨーロッパ標準タイプ220V
              但し机から5m離れているので机で使うには延長が必要
              机にモジュラー式電話機、さらにベッド脇にモジュラー
              ジャック。どちらもフランスタイプ
 情報の基準日     99/05/18
 設備・備品      タオル、シャンプー、バスフォーム、石鹸、ドライヤー、
             冷蔵庫、テレビ(英語放送あり)