2002年10月フランス&ベルギー ものぐさ日記(17/18)   

 
10月18〜19日 金・土曜日  自宅までの遠い道
 
 ホテルに着いたのは16時過ぎ。タクシーを呼んでもらったら、10分待ちだそうです。じゃあと、ロビーでの待ち時間に機内用かばんをスーツケースから引っ張り出し、キャリーバッグをスーツケースに押し込んで完了。これで、空港でのチェックイン体勢になりました。
 10分ちょっとでタクシーが到着。若いお姉ちゃんでしたが、タイ人でした。いやあもう、電話も無線もタイ語がバンバン出てきます。タイ人経営のタクシー会社なんでしょう。おまけに運転中にメール打ちまでやってくれます(苦笑)。バンコクから帰るんじゃないんだが・・・。
 渋滞でしたが、トラフィックが混んでるからこっちから行くよと、別のルートを通りました。無線で情報を仕入れていたのか、確かにそっちの路線は順調。最後はバンバン飛ばして17時頃には空港着です。行きの50ユーロと違って40ユーロで済みました。行きの値段の高さは何なんだろう。
 チェックインカウンターには50mはあるだろう大行列。出国審査も同様です。幸いチェックインカウンターの行列ははエコノミーのみ。こっちは数人待ちですぐに済むかと思っていたら、機械を引き出してがしゃがしゃやってたり、数十分待つ事に。途中で態度のでかい人がファーストでも一緒だからこっちに並びなさいとえらそうに指示してましたが、うっとおしいので無視(笑)。
 
 JALからの連絡通り11Aのシートをもらい、ラウンジ使用券も受け取って出国審査に行くと、列は減ってました。問題なくX線もパス。ユーロも少し余っているので、ちょっとだけ買い物をしてラウンジへ。
 人がいっぱいでしたがなんとか一箇所だけ空いてる様子。隣の人は寝てたので、向かいの位置の人に聞いてみると空いてるよの返事。ようやく人心地付きました。窓際だったのでふと外を見ると地面が濡れている。今はほとんど降っている様子がないので、チェックイン待ちの頃にでも激しく降っていたようです。ずいぶん久しぶりにファンタを飲んでパソコンで日報を打っていると、搭乗予定時間が近づいてきました。
 ゲートに行くと飛行機がいない。どうやら帰りもバス移動のようです。
(写真はラウンジでのもの。ワンちゃんは大人しくしてました)
 
 夕食は、アミューズブーシュ(蟹肉クレープ巻、クリームチーズ、スモークダック)、オードブル(フォアグラと海老の冷製)、冷製スープ(ヴィシソワーズ)、サラダ(季節のフレッシュサラダ、フレンチドレッシング)、メインディッシュ(ラムステーキキャラウェイとオリーブのソース)、デザート(フレッシュフルーツを選択)、パン、飲み物。食べてみると美味しくありません。ヴィシソワーズスープなんて、どろーっとした離乳食みたいなもの。おまけに上に厚い膜が張ってました。アニョーもソースとの相性に疑問。パンは固いだけで味もなし。白のシャブリは飲める範囲でしたが、グラーブの赤ワインは不味く、結構残して食べ終わりました。
 おまけにナイスミドル世代のキャビンアテンダントは、自分で注文を聞いていながら和食をサービスする始末。なんか違うなと思って料理を見るとめんつゆがあったのですぐにわかりました。半ば意地悪で「グラーブの赤」と注文したのですが、ブルゴーニュのボトルを一度見てからボルドーを取り出してました。ワインの知識はなくて、ボルドー、ブルゴーニュだけ覚えているでしょう。
 疲れていたので歯を磨いたあと、そのまま寝ました。
 
   窓際の席では出入りが面倒なので夕食後は、耳栓代わりにウォークマンを小さい音で鳴らしたまま寝て過ごしました。気付くと到着の3時間ちょっと前。パソコンを取り出してコメント打ち。バッテリーはまだ3時間以上使えますが、60パーセントを切ったので何事も経験とバッテリーの貸し出しサービスを頼みます。来たのは外国人男性でしたが、プリントアウトしたサービス案内を見せて頼むとすぐに了解してもらえました。機種別の対応一覧の用紙を持ってきてくれましたが、こちらは既に確認済みでプリントアウトも持っています。15Vで青のケーブルを英語で頼みました。実際に持ってきてくれたのは、女性の方。担当とかあるのかな。
 つなぐと充電が開始されます。使いながらなので少し時間がかかりましたが、食事中に電源をオフにしていたのでその後には100%で充電完了してました。
 
 朝食はなぜか夕食よりもましでした。フルーツも新鮮で美味しかったのは、中で切ってるからなのか?。夕食の時は乾燥してたのに。オムレツもまあ機内食としては及第点かなあ。
 結局映画はまったく見ずに、ヘッドホンさえも使わずに終わりました。前の方の席なので、エンジン音はほとんど感じられず、空調音だけ。やはり前方の席は良いです。結局夕食後の一回席を立っただけで、あとは座ったままでした。
 到着時に女性アテンダントが厚手のジャケットを私に持ってきました。薄手のジャケットをずっと着てるに、そんな他人のを渡されてもねぇ。どうすりゃいんんだい(苦笑)。後のほうに戻っていったので、11Aと17Aくらいを間違えたんでしょう。預かった人が1と7を分かりやすく書いてないんじゃないかな。
 出発が遅れたので若干遅れて成田に到着。ここはゲートに直付けです。ターミナルの端の方だったのでひたすら歩いて入国審査場へ。4〜5本続く動く歩道は使わずにひたすら歩きましたが、動く歩道を遅く歩いている人も多かったので、30人抜きくらいして先頭集団で到着しました。
   
 荷物は少し待ったもののビジネス優先で早めにゲット。税関もフリーパス(そもそもご禁制品も普通の買い物もほとんど買っていない)で通って、携帯電話を返しに行きます。そのまま、国内線のチェックイン。「ビジネスクラスで到着されたので」と、JAL優待者用のさくらラウンジの利用券を貰います。
 出発までまだ1時間半はあるのですが、することも無いので手荷物検査を受けて進みます。ラウンジは空いていたので、荷物を置いて飲み物探し。帰りは車なのにのどが渇いていたのでビールを選びました(^_^;)。ビール&ウーロン茶を飲みつつ向こうでまったく書けなかったコメント付け。 4時を回って4時半の出発時刻も迫ってきたので、ラウンジを出て搭乗口へ。
小さい飛行機なので沖止め。バスで向かいます。50人乗りの小さなジェット機で両側2列の構成。満席でした。席は3列目の右窓側。成田はたぶん新しい短い滑走路を使ったんだと思います。機長一人とキャビンアテンダント一人の最小構成。
 名古屋へは定刻の1740に到着。こちらも沖止めでバス移動。小雨が降っていたので傘を差して待っていてくれましたが、降水量も測れない程度なのでまったく問題ありません。席が前の方だったので早く降りてバスにも座れましたが、これもJALカードの威力なのか?
 荷物も動き出すのを少し待った後、早いタイミングで出てきて荷物タグとの照合を受けて到着出口へ。車を預けた駐車場に電話すると、今向かっているとかでちょうど良いタイミング。迎えに来たワゴン車に乗り込んで駐車場まで。スーツケースを移し変えて久しぶりの自分の車に乗って一路自宅へ帰りました。
 雨が降っているし暗いのでスピードは出せませんが、1時間弱で午後7時過ぎ到着。長いような短いような休暇は終了です。