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『クレオパトラの葬送』 田中 芳樹

2001年12月27日

 香港に向かう豪華客船「クレオパトラ8世号」。デッキで佇むのは絶世の美女、薬師寺涼子警視。彼女の向かうところ事件は起きる。
 乗客は元南米の大統領とその一行、そして何故か圧倒的に多い男性客。部下の泉田警部補に加えて、プロレスラー並みの体格の阿部巡査、香港フリークの貝塚巡査、そしていつもの室町警視と岸本警部補。そして怪奇な事件は起こる。

 面白いんだけど、時事ネタを元にキャラクター設定をすることが多いので、果たして受け入れられるのか、そして10年後とかにどんな印象をもたれるのかが心配。もっと変えてしまった方が良いような気がするけど、作者の方針なんでしょう。
 『クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿』
                     発行2001年12月21日
 (講談社、新書、ISBN4-06-182197-0 本体740円+税)