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『マーブル騒動記』 井上 剛

2002年12月07日

 ある夜、テレビ局でプロデューサーをしている御手洗が帰宅すると、一頭の牛が待っていた。驚いたことにテレパシーで話しかけてくる。牛の要求はテレビに出させて欲しいということ。そして、知能を獲得した牛を殺すなと訴えたいと言う。
 やがて日本各地で知能を得た牛たちと人間の確執が始まり、日本中が大騒ぎになるが・・・。

 動物たちとテレパシーで話すと言うのは、宇宙人とのファーストコンタクトテーマの変形みたいな形でなんども経験していますが、家畜として飼われている牛が突然知能をもったというのも過去にあったかどうか記憶がない。
 牛のモー太郎が一番魅力的な作品になっていました。
 『マーブル騒動記』 井上 剛
    発行2002年06月30日
  (徳間書店、単行本、ISBN4-19-861527-6 本体1900円+税)